先輩もうやだナースが経験した「こんな介護施設もうやだ!」
- 2015年07月07日
- もうやだ!
介護施設は看護師の意味を履き違えていない?!
看護師といっても就職先は病院だけではありません。
介護施設に勤務することもあります。
ドクターが常駐していなかったり、看護師の数が少なかったり
医療設備が十分に揃っていなかったりと、病院に比べると環境的にはかなり悪いと思います。
ただ、お年寄り相手の看護が好きという方も多く
そういった方は自ら介護施設での勤務を希望するのですが
似ているような業種とは言え、やはり別物。
介護施設運営者の考え方によって、看護師への対応が大きく変わってきます。
看護師の仕事に対して
理解のある方が運営する介護施設であれば、それほど問題はありませんが
看護師の仕事への理解が乏しく
施設の利益だけを考えているような運営者にあたってしまうと、悲惨の一言です。
ここでは、私が同僚から聴いた「ありえない介護施設」についてお話します。
看護師は奴隷じゃないよ!?
介護施設には、入居されている人数に対して看護師を雇うという決まりがあるそうなのですが
入居者が少なければ、当然看護師は1名で良いという話になってきます。
私の友人は、規模の小さい看護施設に勤めていた為
常時1名の看護師がいれば良いという環境でした。
でも、彼女の休みがあるので「雇用する看護師数=1名」という話ではありません。
ですが、この施設のオーナーさんは彼女一人しか雇っておらず
彼女が休みの日には
自分の知り合いを連れてきて常駐させるという仕組みをとっていたのです。
この時点で少しおかしな運営スタイルですが…。
一応、彼女は週休2日制だったのですが、もう1人の看護師が臨時だった為に
施設のことが全く分かっていないという始末。
結果
彼女は休日であっても施設から当たり前のように電話がかかってきてしまい
休日らしい休日を送ることが出来ませんでした。
休日にも関わらず「今すぐ出勤して!」と言われることも多く
最悪の労働環境だと言えるでしょう。
彼女は、その職場で1年ほど働いてから別の施設に転職をしたのですが
私はこの話を聞いて「よく1年頑張ったね」と思いました。
私だったらきっと1ヶ月もったかどうか分かりません。
全ての介護施設がこのような悪い環境なわけではないでしょうが
業種が異なっているので、いかに運営者が看護師の仕事に対して
理解を示してくれているかが重要だと思います。
もし、介護施設で働きたいと思っているのであれば
雇用されている看護師の人数と休日出勤や休日の電話などに関しては
しっかりと事前に確認しておきましょう。
ここを怠ってしまうと、私の知人のような悲惨な労働環境を強いられる危険性があります。
介護士からの妬みには要注意!
病院勤めであれば、周りは看護師ばかりなので職業差別というものは存在しません。
しかし、介護施設になってくると、介護士からの職業差別にあうケースもあるようです。
介護士の全てがというわけではありませんが
意外にも看護師に対して敵対心を持っている介護士は多いそうです。
ご存知の方も多いでしょうが、介護士のお給料は決して高くはありません。
それに対して看護師の給料はそこそこ良いですよね。
国家資格だから高くて当然と言えば当然ですが。
この給与の差に妬みを持っている介護士もいるらしく
「介護士メインの職場で私たちの方がしんどいのに、どうしてあなたの方がお給料いいのよ!」
という意見も多いそうです。
その為、その妬みがぶつけられるということも決して珍しくはないというわけですね。
その職場の環境によって左右されることではありますが
派閥のようなものが存在しており、トップに立っている人の性格が悪いと
看護師というだけで妬みの標的になってしまい、最悪嫌がらせをされることもあるみたいです。
特に、介護施設に一人しか看護師がいないと、嫌がらせ対象が自分一人に集中してしまうので
こういった最悪のケースを避けるという意味においても
なるべく多くの看護師が雇用されている介護施設を選んだほうが
無駄なトラブルに巻き込まれる心配はなさそうです。