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当たり前のことですが
ある程度大きな会社に入ると、お世話をしてくれる上司が居て
他のスタッフが居て、同じ時期に入った仲間と呼べる同僚が居ます。

これは看護師も同じで、先輩ナースが居て、ドクターや事務員、同じ時期に入社した看護師がいます。

人数が多くなれば多くなるほど、上下関係や横の関係も大変になってくるのですが
大変なことばかりではなく、嬉しい出来事もあります。

今回は、私が今まで経験した嬉しかったことをいくつか紹介したいと思います。

上司のアドバイスが嬉しかった

看護学校を卒業して、初めて看護師として働いていた時の事ですが
なかなか自分の思うように仕事が出来ず
先輩ナースに迷惑を掛けてばかりいて、凄く落ち込んでいた時期があります。

その時に
「こんな事ぐらいで先輩に相談するのはどうなんだろう…」
と悩んでいたんですけど、自分の様子に気づいた上司が
「○○さん、ちょっと」と言って、「最近どう？」と
悩みを真剣に聞きだす訳でもなく、自然に何気なくご飯に誘ってくれたのです。

その後、ご飯に誘ってくれ先輩の昔の失敗した話をしてくれたり
「看護師の仕事とは」という話などを語ってくれて肩の荷が降りて
すごく気持ちが楽になった経験がありました。

その時の上司の心遣いがすごく嬉しくて、今でもその時の事はしっかり心に残っています。
自分も、後輩の様子から悩みなどを察してあげられるような人間になりたいと思った出来事でもありました。

後輩で嬉しかった事

どこにでも必ず居る「出来の悪い看護師」の存在。
何度言っても同じ失敗を繰り返したり
「これ、やっておいてね！」と言っても、忘れていてやれていなかったりと
毎日何かしら必ず失敗している人もいます。

この出来の悪い後輩看護師ですが、まだやる気があって
「先輩、頑張ります！」
というような子であればこちらとしても
「なんとかこの子を一人前に育てよう」
と思うのですが、私の担当した子は看護師になりたくてなった訳ではないというような子でした。

その子は、親が「看護師になりなさい」って言ったからなっただけで
仕事に対しても熱意が全く見られず
こちらが気を遣って「何か悩んでいる事とかない？」って聞いても
「別に無いっす」という感じでした。

こういう子には、いくらあれが大事だとかこれが大事だとかいう話をしても
全く心に響く事がなく、私はアドバイスをすることすら面倒くさく感じるようになってきてしまいました。

しかし、その子の研修の担当になった以上、放っておくわけにもいかず
「どうしようかな？」
と思い悩んだりもしたのですが、根気強くフォローをしていき
褒めてやる気を出してもらえるように継続して頑張っていきました。

時間は他の子に比べると倍以上かかりましたが
ある日その子から
「○○さん、この間、自分は親が看護師を勧めたからなっただけという風に言いましたけど
色々フォローしてもらって研修をしていくうちに、だんだんと考えが変わってきて・・・。
自分なりに看護師の仕事のやり甲斐というものをしっかりと見つけたいんです。」
と言う話をしてきてくれました。

正直、本当にダメな子で
「もうダメかな？」
と何度もこちらも思ったのですが、そんなダメな子が時間は少し掛かりましたけど
やる気を出してくれて自分にこういう風に話をしてきてくれた事が非常にうれしく
自分の今までやってきた事が報われたなと思いました。

喜びは力なり！(`・ω・´)

以上、職場での人間関係で嬉しかった事についてお話しました。

その他にも、仕事が思いの外きつくて
「もう辞めてしまいたいな」と思い、同僚に相談したところ
「一緒に○○と頑張っていきたい」と言ってもらえて元気づけられたなど、たくさんのエピソードがあります。

やはり、職場の人間関係はとても大事になってくると思うので
良い同僚や先輩が多い病院などは働く環境としてすごくメリットが多いです。

また、自分が今度は相手の心に残るような看護師になれるように努力していかなければと
昔の出来事を思い出すたびに決意を新たにしています。。