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仕事をしていると、上司や仲間、同僚に出会いますが
その中でもすごくお世話をしてくれる人や、仕事だけでなく
プライベートでも仲良くなって
一緒に飲みに行ったり、ご飯を食べに行ったり旅行をしたりする
一生の友達と呼べるような人が現れてくることもあります。

私も例外ではなく、同僚でありながら親友と呼べる人がいます。

今回は、この同僚（以下Aちゃん）との思い出話をさせて頂きます。

Aちゃんとは、看護学校を卒業して入社した病院で同期として一緒に研修を受けた仲間でした。

Aちゃんは、同期という事で一緒に研修を受けたり、行動することが多く
よく話していくうちにすごくお互い気が合い
看護師の仲間としてだけでなく、プライベートでも一緒に遊ぶ事が多くなるようになりました。

本当に、とても気が合うのでわざと休みの日を一緒にして
旅行に行ったり、休憩時間が同じ時は一緒にご飯を食べたり
仕事の愚痴もプライベートの愚痴もなんでもも言い合える仕事仲間を超えて
親友にまでなりました。

そんなAちゃんなんですが、恋愛の事になると、彼氏に依存する傾向があり
出会ったころは彼氏と別れたばかりで、いつも言う言葉は
「彼氏が欲しい。」でした。

Aちゃんは可愛くて、人懐っこい性格なので、すぐに彼氏が出来るのですが
付き合う彼氏が見事にダメンズばかりなのです（苦笑）

例えば、パチンコ依存症でデートはいつもパチンコだったり
彼女のお給料を当てにするようなヒモ男だったり、浮気を繰り返すような彼氏だったりと
付き合う男全てがダメンズばっかりで
いつも別れる度に私は「次は良い人見つけなよ。」と言うのが当たり前になっていました。

ここでお分かり頂けると思いますが、Aちゃんはビックリする位に男を見る目がないのです。
まあ、私もあまり人のことは言えませんが（笑）

そんなAちゃんではありますが、人の恋愛やその他のことにおいては心強い存在で
私が「明日、デートに行くんだけど、何を着ていっていいか分からない。」というと
お休みの日にショッピングに一緒に連れていってくれて
「○○にはこれが似合うよ。」と言って、素敵な洋服を選んでくれたり
「○○のスイーツが美味しいよ！」と、街で人気あるスイーツを買ってきてくれたりと
私にとって無くてはならない存在になっていました。

とくに、一番心に残っているのは一緒に旅行に行った時に
外国人にしつこくナンパされていた時に困っていた私を見つけて「Shut up!!」と
すごい必死に出来ない英語を話しながら守ってくれたことがあり
可愛いだけじゃなくて、強い一面を見せてくれたこともありました。

そんなAちゃんとはお互いが23歳の時に出会ったのですが
30歳を目前として、初めて私も認める素敵な彼氏を紹介されました。

今までのタイプとは違って、誠実で優しそうで、すごく良い印象を受けました。

私もこの人なら、Aちゃんを守ってくれると思ったので
安心して２人の恋愛を見届けていました。

そして、付き合い始めて数か月後
その彼氏からプロポーズをされたという話を聞いた時には
お互い泣いて喜んだことが忘れません。

結婚式の準備も家族のような存在だからと言われて
一緒に手伝ったりして、楽しく2人を見守っていきました。

いよいよ、結婚式当日。
Aちゃんのウエディングドレス姿を見た時に
感極まって号泣してしまい、涙で前が見えませんでした。

Aちゃんもそんな私の姿を見つけて号泣してしまい
周りから見るとちょっとおかしな2人だったかもしれませんが
しばらく涙が止まりませんでした。

そんなAちゃんですが、結婚した後も相変わらず
私との関係は変わらないままで、今でもすごく仲良しです。

こんな同僚に出会えるなんて、この病院に勤めなかったらなかった事なので
本当に「看護師になって良かったな」と思いました。

と言っても、同僚との素敵エピソードは看護師に限った話ではありませんけどね。
看護師の限らず、仕事を通じて出会う仲間は
お互いを高めあって刺激し合えることが理想ではないでしょうか。

これから、どれくらい看護師をするかは分かりませんが
ひとりでも多く「心の友」と呼べる仲間が増えればいいなと思っています。