スキルアップを目的とした転職方法

2015年08月28日
転職
- 転職の目的

1つの病院に長く勤めていると、仕事の内容が同じことの繰り返しになってくる場合があります。

注射を打ったり、血圧を測ったり、脈拍を測ったり
もちろんそれで良いという看護師の方も居るとは思いますが、中には
「スキルアップをしたい」とか
「もっと看護師として高みにいきたい」
という方もいらっしゃいます。

そういう方にとってみると、毎日同じことの繰り返しをするだけの日々というのは非常に退屈に感じられると思います。
そこで「スキルアップをしたい」という風に考える方が多いようです。

例えば、小さなクリニックで看護師をしていると、こういうことが良く起こります。

それは、看護学校の同窓会などに行った時に周りのみんなが全く違う環境に居ることに愕然としてしまうという事です。
「同じ看護師なのに、私って、何をやっているのだろう」
とか
「もっと、出来る事があるんじゃないだろうか」
とか思ってしまいます。

大きな病院になればなるほど、研修会もありますし、どんどん、どんどん自分がスキルアップしていけるのは事実です。
いろんな症例が取り扱われるので、看護師としての知識や経験が増えていきます。

でも、小さなクリニックだとそういう事が出来ない為に
「スキルアップの為には転職した方がいいのかな」
という考えが出てくるわけですが、そういう時はどうしたらいいのでしょうか。

▼目次

1. クリニックの場合
2. 病棟勤めの場合
3. しっかりと調べましょう
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クリニックの場合

この場合、とりあえず、転職をしないと環境を変える事は出来ません。

例えば、町医者から同じ規模の町医者の看護師に転職したところで、また同じことの繰り返しになるので、そこはある程度大きな病院へと転職をする必要があります。

そして、この転職理由をきっちりコンサルタントに伝える事が重要になってきます。

なぜかと言うと、退職理由に関わってくるからです。
例えば
「前の職場ではちょっと人間関係が…」
という理由であると、採用する側の人間も悩んでしまったりすると思うのですが
ここで
「スキルアップをしたくて、御社の病院を選びました。」
と言われたらどうでしょう。
そうなると、採用する側も悪い気はしません。
「この子は非常にモチベーションが高い人なんだな」
と思ってくれるはずです。

ですので、そういった理由をしっかりコンサルタントに伝える事が重要になってきます。
そして、そのコンサルタントの口から病院側に、スキルアップを目的とした転職であることを伝えてもらうようにしましょう。

病棟勤めの場合

実はスキルアップを目的とした転職はなにもクリニックの看護師だけではありません。

病棟勤めの看護師の場合でもスキルアップをしたいと思い、転職をする人は居るのです。

例えば、腎臓科の看護師だったとします。
そうなると、毎日の仕事の内容は決まってくる事が多いようです。
もちろん、たくさんの方が毎日入院してくるのでクリニックに比べればいろんなケースにも遭遇する事が多いのですが、やることはほとんど変わらないそうです。

看護師という資格を持っていれば、内科でも、外科でも、皮膚科でもどこでも勤める事ができます。

それなのにずっと一つのところにいるというのは、看護師が出来る仕事として自分自身で限界を作っているという事が嫌だという方もいらっしゃいます。

このような場合ですが、大きな病院であれば、転職以外の選択肢というのも一つ出てきます。
それが、病院側に「部署異動届を出す」という選択肢です。

今の病院自体には何も問題がないのであれば、慣れ親しんだ病院で部署移動をして働く事が理想なので、看護師長にお伺いを立ててみると良いです。
まずは、転職を考える前に病院と相談することが良いでしょう。

ただ、なかなかそれが、すんなり引き受けられるかと言えば、そうではないのが現実なようです。

モチベーションの高い人が抜けるとなると、そこの科としては痛手になりますし、そこに新人を入れたところで同じ働きが出来るか？
と言われたところで、難しいという事が目に見えています。
ですので、おそらく断られてしまいます。

その時は、すみやかに転職をしてしまいましょう。
ここであなたが
　
「スキルアップをしたいから、部署移動をお願いします。」
　
と看護師長にお願いした時に
「うんうん、分かった。今度言っておくからね。」や
「今度の部署移動の時に言っておくからね。」
「もうちょっと頑張ってみない？」
という言葉が返ってきても騙されてはいけません。

その場を繕うためだけの言葉ですので、信じないようにしましょう。
そういう事を言われたら、すぐに転職を考えてしまって構いません。